今日、厚生労働省認定審査に合格しておよそ一カ月目になる白木さんと介助犬ロータスの第一回目のフォローアップに行ってきました。振り返れば、白木さんとの出会いは、昨年の10月に私が協会の第一頭目の米盛さんと介助犬レイクの合同訓練を天神地下街でしている時に偶然に白木さんに出会い、およそ6カ月を経てやっと実現した夢でした。厚生労働省の認定審査に合格したとは言っても、まだ実際に暮らしたのは一か月にしか過ぎません。第一回目のフォローアップで白木さんのご自宅を訪問する際に白木さんは、ロータスとうまく暮らしているだろうか?ロータスと一緒に通勤、勤務もうまくできているのだろうかと、心配していました。
でも白木さんのご自宅を訪問してお会いしたら、そんな心配はまったくの無用だったことを思い知らされました。うれしい限りです。白木さんのご自宅の玄関から居間に進むと、白木さんとロータスが迎えてくれました。ロータスは、静かに白木さんの車いすのそばを離れ私に近づいてしっぽを振りながら課をお渡しに近付けて「ようこそいらっしゃいました。」・・・そんな風に迎えてくれました。そしてあいさつが終わると、静かに白木さんのもとにもどり安心して白木さんを見つめていました。
すっかりロータスは、白木家のロータスでした。頼もしい限りでした。合同訓練中の生徒の白木さんとロータスではなく、明らかに一人と一頭は、以心伝心でお互いの信頼の絆もしっかりとして確かなものに変化しているのを感じました。この瞬間こそ介助犬育成をしてこそ味わえる喜びです。協会に帰ってスタッフに「ロータスは、白木さんと上手くやっていたよ。」と告げるとスタッフもまた喜んでくれました。白木さんやご家族の喜びは、協会の喜びと重なっています。白木さんとロータス君、これからは健康に気をつけてご活躍くださいね。
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