私たちの喜び

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今日、厚生労働省認定審査に合格しておよそ一カ月目になる白木さんと介助犬ロータスの第一回目のフォローアップに行ってきました。振り返れば、白木さんとの出会いは、昨年の10月に私が協会の第一頭目の米盛さんと介助犬レイクの合同訓練を天神地下街でしている時に偶然に白木さんに出会い、およそ6カ月を経てやっと実現した夢でした。厚生労働省の認定審査に合格したとは言っても、まだ実際に暮らしたのは一か月にしか過ぎません。第一回目のフォローアップで白木さんのご自宅を訪問する際に白木さんは、ロータスとうまく暮らしているだろうか?ロータスと一緒に通勤、勤務もうまくできているのだろうかと、心配していました。

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でも白木さんのご自宅を訪問してお会いしたら、そんな心配はまったくの無用だったことを思い知らされました。うれしい限りです。白木さんのご自宅の玄関から居間に進むと、白木さんとロータスが迎えてくれました。ロータスは、静かに白木さんの車いすのそばを離れ私に近づいてしっぽを振りながら課をお渡しに近付けて「ようこそいらっしゃいました。」・・・そんな風に迎えてくれました。そしてあいさつが終わると、静かに白木さんのもとにもどり安心して白木さんを見つめていました。

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すっかりロータスは、白木家のロータスでした。頼もしい限りでした。合同訓練中の生徒の白木さんとロータスではなく、明らかに一人と一頭は、以心伝心でお互いの信頼の絆もしっかりとして確かなものに変化しているのを感じました。この瞬間こそ介助犬育成をしてこそ味わえる喜びです。協会に帰ってスタッフに「ロータスは、白木さんと上手くやっていたよ。」と告げるとスタッフもまた喜んでくれました。白木さんやご家族の喜びは、協会の喜びと重なっています。白木さんとロータス君、これからは健康に気をつけてご活躍くださいね。

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グレース初めてのホテル訓練

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2008年の4月に介助犬を目指して訓練を始めたグレースの訓練もいよいよ仕上げに入りました。グレースは介助犬の基礎訓練はマスターして実力もしっかりしています。しかし未知の環境下、様々な刺激の中で、実力が発揮できるように実践の中での訓練に移行しなければなりません。そこで今回は、福岡県内で行われた大江裕さんの介助犬育成チャリティーコンサートに同伴し啓発活動を通して訓練をすることにチャレンジしました。

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グレースは、初めてホテルで宿泊しました。将来、介助犬はユーザーと一緒にホテルなどに宿泊する場合があります。それらを想定して訓練しなければなりません。一緒にすく泊する場合、訓練で重要なのは、排泄をホテルできちんとしてくれるかどうか心配です。訓練センターという慣れた環境だと排泄をスムーズにする犬も場所が変わったりするとスムーズに排泄ができなることもあります。グレースは、初めての宿泊にもかかわらず排泄もきちんとしてくれました。

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大江裕さんの介助犬育成チャリティーでの啓発活動も、初めてステージにも拘わらず、落ち着いて介助犬の実演を観客の皆様に披露してくれました。余裕でしょうか車いすの傍で眠っている一幕もありました。(大物ぶり発揮)

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グレースのように介助犬を目指していく上で、訓練所では得られない環境下での訓練成果がこの2日間で得られました。これも一重に介助犬チャリティーのご協力をしていただいた大江裕さんやオフイス九州の皆様、ホテルのご厚意があったからこそできたことです。思えば介助犬は、多くの皆様のご厚意に支えられ訓練が成立していることを改めて思い起こしました。
グレースが介助犬になれるように皆様のご厚意を大切にしてグレースとともに認定合格を目指します。

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今日は介助犬認定試験

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神戸は朝から雨です。九州補助犬協会で合同訓練を受けた白木さんと介助犬候補犬ロータスの厚生労働省認定介助犬の試験が兵庫県立総合リハビリテーションであります。身体障害者が介助犬を伴って、公共の飲食店や宿泊施設に同伴したり、公共の乗り物を利用する場合には、厚生労働省の認定試験に合格して認定を受けた「介助犬」でなければなりません。

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いつの時も、試験というのは緊張感がつきものですが、介助犬の試験の場合は、人の緊張感が犬にも伝わってしまうので、適度な緊張感と適度なリラックスと適度な自信が必要だと思います。今朝は、特にユーモアを交えた最後のミーティングをしました。

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審査委員に案内され、試験会場に入る白木さんとロータスの後ろ姿を見送りました。今朝は、二人(?)の後ろ姿が大きく頼もしく見えました。

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明日は介助犬認定試験

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明日は、九州補助犬協会で介助犬合同訓練を受けた白木さんとロータスの厚生労働省介助犬認定試験です。九州の福岡から一番近い試験会場は、神戸です。認定を受けるためには、白木さんもロータスも、およそ600㎞の移動が必要です。

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5月9日晴れ、午前7時に福岡を出発です。厚生労働省の認定試験に合格しなければ公共の乗り物に乗車できないので車の移動しかありません。車内は、ロータスと私たちの荷物で一杯です。

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高速道路のサービスエリアに立ち寄ってロータスの気分転換や給水、トイレなどをします。ロータスは車内では大人しく寝ていますが、さすがに車から降りたら、尻尾をルンルン振って嬉しそうでした。ちなみに昼食に立ち寄った宮島SAの名物は、紅葉まんじゅう、お好み焼き、カキ、しゃもじでした。

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もちろん昼食のメニューは、カツドン(勝どん)でした。受験=縁起担ぎというのが、こういう時はほんとに良くわかります。

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夕方、5時に神戸のホテルで白木さんご家族と合流できました。ロータスも白木さんと合流して長旅の疲れもすっかり吹き飛んで、元気一杯モードになりました。(良かったね~ロータス)

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白木さんと明日の試験について、最終ミーティングをしました。もう今までに合同訓練で、するべきことは全てやり終えています。明日は、白木さんとロータスが平常心で、普段通りの実力を発揮していただきたいと願います。

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いよいよ明日は、認定試験です。白木さんとロータスならきっと大丈夫です。きっと必ず大丈夫と信じています。

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ロータスと神戸へ

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いよいよ5月10日(月)に九州補助犬協会が介助犬合同訓練を行ってきた、白木祐子さんと介助犬候補犬のロータスが厚生労働省の認定介助犬の認定試験を受験します。最後にロータスとの手入れをしながらロータスに「がんばろうね」と話しかけたら、私を見つめて「大丈夫ですよ」という風に大きな瞳で見つめてくれました。明日はおよそ600㎞の道のりを、ロータスと一緒に認定試験会場の神戸まで向かいます。まずは、無事故で神戸まで行きます。

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故「ノーブル」の一周忌

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桜の花も散り始めました。昨年4月10日に病に倒れ永眠した故「ノーブル」の一周忌を迎えました。今日は職員一同で「ノーブル」の一周忌を行いました。振り返れば長いようでもあり、アッという一年間でもあったように思います。今でも「ノーブル」が亡くなったことが信じられないような気持ちです。私たちと一緒に九州介助犬第一号に向けて共に進んでくれていた同志でした。ノーブルを失い一時期私たちは、九州介助犬一号育成という大きな目標を見失ってしまいました。

しかし「ノーブル」の志を受け継ぎ九州介助犬一号を育成に向かって邁進することこそが「ノーブル」の願いだと気づきました。そして2009年11月3日に「ノーブル」の遺影を一緒に伴い介助犬認定試験機関を訪れました。「ノーブル」の妹分の「レイク」が厚生労働省介助犬認定試験に試験に合格してくれました。私たちと「ノーブル」の悲願であった九州介助犬第一号育成を達成することができました。

これからも「ノーブル」の意志を引継ぎ九州の介助犬普及に努力していくことを「ノーブル」に誓いました。「ノーブル」と歩んできた道を、いつも心の中で見守ってくれている「ノーブル」と一緒に介助犬普及に向けて歩んでいきます。「ノーブル」はいつも私たちと一緒です。

明日は、いよいよ念願の九州介助犬第二号の模擬試験を「ロータス」が受験します。もちろんノーブルの遺影も一緒に同伴します。天国のノーブルも応援してくれていると思います。 ? 合唱

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野良犬から王室へ「シンデレラ物語」

日本と同様に、タイ王国でも無責任な飼い主にによる捨て犬が増えていることが、社会問題になっているそうです。
しかしタイのプピポン国王が野良犬が生んだ子犬を引き取った1998年頃から、犬の殺処分が次第に行われなくなり、避妊や去勢などの措置が積極的に講じられるようになったそうです。

まさに「動物愛護の救世主」です。そして願うだけでなく、自分たちでできる範囲で、不幸な犬がいなくなるように取り組んでいきたいものです。ちなみに大分県国東市在住の坂元さんたちは、くにさきドッグフェスティバルを毎年開催して犬と人の共生を少しでも現実に近付ける努力をされています。これからも頑張ってください。

読売新聞 20101年1月6日付 朝刊 動物愛護の救世主「タイ国王の愛犬トーンデーン」

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チェッカーズの藤井フミヤさん

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今日、テレビ番組の取材でチェッカーズの藤井フミヤさんが当協会を来訪されました。介助犬の実状や当協会の活動などに大変興味深く耳を傾けてくださいました。

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そして実際に近所のスーパーでの訓練を見学していただきました。移動の最中も歩道の段差が車いすにとってとても大きな障壁になっていることなども自ら体験されました。そして介助犬候補犬が食料品売り場で食べ物を無視できることにも大変感心されました。

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フミヤさんご自身もスーパーの店内で車いすに乗って介助犬候補犬と移動され携帯電話の拾い上げをされ介助犬の作業に感心されていました。フミヤさんは、寒い中私たちを協会まで見送ってくださいました。

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お別れの際にも、「これからも頑張って九州に介助犬を普及してください。」と暖かいエールを送ってくださいました。とっても暖かくて優しい方でした。
フミヤさん本当にありがとうございました。

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秋の気配(介助犬グレース)

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グレースの訓練を開始してから、初めての秋です。夕方になると、日が照っていても、少し肌寒い感じになりました。グレースと車イスで移動していると、歩道にたくさんのドングリが落ちています。私が知らない間にも、秋はすでに訪れていたようです。車椅子で、ドングリを踏みつぶすのが、もったいない感じです。

グレースと後どれくらい一緒に過ごせるかわかりませんが、グレースと一緒に過ごせる時間を大切にして、季節を味わいながら過ごしたいと思います。

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2009晩夏 グレースの訓練

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当協会理事の渡辺さんとご子息が介助犬候補犬のグレースの介助犬
訓練の様子を見学されました。

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♪ 未来の介助犬:左モルダウくん、右ピンクちゃん

グレースは、ペットボトルなど指示された物品を拾い上げたら、どんな状況でも
しっかり咥えて保持するように訓練に取り組んでいます。
ラブラドールのおちびちゃんたちがグレースの訓練に協力して?くれました。
グレースはおちびちゃんたちの「おね~ちゃん。遊びましょ♪」攻撃にも負けず、
しっかりとペットボトルを保持していました。

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グレースは、食料品売り場など、あらゆる場所(未知)、あらゆる条件下で
命令された物品を確実に拾い上げて渡せるように訓練します。

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【私(訓練士)だけではなく、第三者の命令にも従えるように】という・・・訓練
を開始しました。すなわちグレースが私以外の人と一緒に行動出来るように
なれるようにしなければなりません。今回は渡辺さんのご子息にグレースと
一緒に行動していただきました。最初はお互い気にしていましたが、徐々に
心が通い合うようになりました。

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【人の靴を咥えて脱がせて、渡す】という・・・新しい課題にもチャレンジ中です。
グレースが一人前の介助犬になれるように、これからもグレースと励まし合い
ながら頑張ります♪

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