みなさんこんにちは、副理事長の桜井です。 このところむしむしジメジメで、かなり蒸し暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、みなさん今年の5月から月一回発行されている、読売新聞の「よみうりファミリープリュ」に副理事長桜井が、介助犬コラムを連載させていただいています。 既にお読みになっていただいた方もおられるとは思いますが、ご覧になっておられない方のために、今回から連載を定期的にブログでご紹介させていただきます。
わかりやすく介助犬のことについて書かれていますので、どうかご覧いただき、少しでも皆様に介助犬についてのご理解を深めていただければ幸甚です。
はたらくワンちゃんレポート 介助犬育成の現場から
「昔から続く人間と犬との共生」
犬は、3万年もの昔から人間と共生し続けていた唯一の動物です。始めは番犬として、そして今では人の心を救うというところまで、その関わりは深まっています。
犬には人の孤独感を癒し、精神を安定させてくれる力があります。欧米ではそのことが既に認知され、多くの犬が治療の場でセラピー犬として活躍したり、盲導犬や介助犬のように人間のQOL(Quality of life、生活の質のこと)を保つために働いていますが、日本ではまだその数は少なく、外へ出れば奇異なものとして見られ拒否されることも少なくありません。
高齢化や核家族化が進む中、日本でもこれからは広く、犬による高度なサポートが求められるようになると思います。それを実現し、社会が受け入れるためには、皆が犬との付き合い方を考えることが必要でしょう。
飼い犬はきちんとしつけてマナーを守る。決して捨てたりなどせず、犬を大切なパートナーと捉えて大事にする。そんな世の中になってほしいと願っています。
出典:よみうりファミリープリュ 2014年6月号 N0.420